幼いお子様の保護者の方に

 幼い子ども達はさまざまな遊びを通して、いろいろなことを経験して育っていきますね。

  百人一首の遊びにはいろいろな遊び方がありますが、かるた取りでは、上の句を聞いて下の句の札をとって遊びます。

 かるた取りでは、百人一首の和歌の5・7・5・7・7を覚えていなくても、札をとることができます。

 上の句の初めの何文字目かが読まれただけで、どの取り札なのかが決まります。この決め手となる何文字目かの文字を決まり字といいます。決まり字までの文字を暗記しておけば、上の句のわずかな文字を聞いただけで、取り札をとることができます。取り札も下の句を覚えていなくても、取り札の全体の文字の並びの形を目で覚えておくと、取り札を早くとれます。

 それで、幼いお子さんでも取り札を決まり字までのわずかな文字で覚えておくと、早く取り札がとれて、かるた取りを楽しく遊ぶことができます。

  この本は、取り札を決まり字までのわずかな文字で覚えられるように編集しました。