百人一首競技かるた決まり字暗記ブックの特徴

 初心者のための競技かるた入門書です。

 競技かるたでは、上の句の初めの何文字目かが読まれただけで、どの取り札なのかが決まります。この決め手となる何文字目かの文字を決まり字といいます。
 
決まり字までの文字を暗記しておけば、上の句のわずかな文字を聞いただけで、取り札をとることができます。取り札の下の句を覚えていなくても、取り札の全体の文字の並びの形を目で覚えておくと、取り札を早くとれます。

 この本の、決まり字暗記のページでは、表のページに下の句の取り札が書かれています。各ページをめくると、裏には上の句が書かれていて、その中の決まり字までが赤で大きく書かれています。表のページの取り札の文字の並びの形の全体を、裏のページの決まり字までの赤い文字を読みながら、目で暗記します。決まり字暗記のページでは、百人一首の100枚を上の句の初めの1文字で分けて、さらに分類して並べてあります。

 決まり字暗記のページでは、さらに、日本語圏ではない方でも競技かるたが楽しめるように、ひらがなでの表記に加えて、ローマ字でも表記してあります。

 また、旧かなづかいで読み方を迷ったら、ローマ字を見て参考にすることもできます。

 決まり字暗記のページの後には百人一首の歌と作者を一緒に暗記出来るように、百首を順番に並べて載せてあります。

 日本語圏ではない方にも競技かるたを楽しんでいただくために、競技かるたのルールと決まり字についての英文訳を載せてあります。