高校・専修学校・大学の学生の方に

 学校では、部活動・クラブ活動・同好会などがたくさんありますね。
上級生は、もう部活動でのベテランで、下級生を指導していらっしゃるでしょう。下級生は、まだどの部活動に入ろうか迷っていらっしゃる人もいることでしょうね。

 学校には、「競技かるた部」はありますか?

 競技かるたは、中学生の頃から始めていない人でも、しっかり練習すれば、すぐに追いつくことができますし、練習を頑張れば、追い越すこともできます。競技かるたは、全国大会があります。大会は力の同じ級別の試合ですので、初心者でも試合で楽しむことができますし、どんどん昇級する楽しみもできます。

  競技かるたでは、百人一首の和歌の5・7・5・7・7を覚えていなくても、札をとることができます。
 
上の句の初めの何文字目かが読まれただけで、どの取り札なのかが決まります。この決め手となる何文字目かの文字を決まり字といいます。決まり字までの文字を暗記しておけば、上の句のわずかな文字を聞いただけで、取り札をとることができます。取り札も下の句を覚えていなくても、取り札の全体の文字の並びの形を目で覚えておくと、取り札を早くとれます。それで、取り札を決まり字までのわずかな文字で覚えておくと、すばやく取り札がとれて、楽しく競技することができます。

 この本の、決まり字暗記のページは、取り札を決まり字までのわずかな文字で覚えられるように編集しました。

 決まり字暗記のページの後には、百人一首の歌と作者を一緒に暗記することも出来るように、百首を順番に並べて載せてあります。